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 統計データの活用について

1.人口や世帯数などが分かる「国勢調査」とは
2.商業の国勢調査と言われる「商業統計」とは
3.市区町村単位で統計データを収集するには?
4.町丁目単位で統計データを収集するには?
5.ピンポイントで統計データを収集するには?
6.パソコンで集計できる「地域メッシュ統計」とは?
7.地域メッシュ統計は、どのような手順で作られるか
8.メッシュ(1次・2次・3次・4次)とは
9.地域メッシュ統計のデータの知っておきたい特徴(按分・同定・秘匿)
 
1.人口や世帯数などが分かる「国勢調査」とは

〔概略〕
総務省が5年ごとに調査・集計・公表している法定調査です。
対象は、日本国内に在住しているすべての人です。外国人も含まれます(ただし在留軍人などは除く)。
10年ごとの大規模調査と、その5年後の簡易調査があり、その違いは調査項目数です。
最新調査は、平成12年(2000年)10月1日に実施され、大規模調査にあたります。
主な項目をくくると、総人口、年齢別人口、外国人人口、労働力状態、従業上の地位、産業分類、世帯数各種(世帯の種類別・人員別・家族類別・経済構成別・家計の収入の種類別・住宅所有の関係別・住宅の建て方別・他)、などです。
大規模調査のみの項目には、教育状態(小・中・高校などの在学者総数など)、利用交通手段、通勤通学時間、人口移動(5年前の常住地別5歳以上人口)などがあります。

〔立地や売上予測での活用〕
商圏内の人口や世帯数は言うに及ばず、年齢別人口、生徒・学生の在学者数、世帯人員別世帯数(1人から7人以上の世帯数)、持家世帯数、共同住宅世帯数など、指標となる項目がたくさんあります。
ただし、一般的に入手できるのは、都道府県別または市区町村別に集計されたデータです。これらは集計範囲が広すぎて、立地や売上予測に用いるには適しません。500m、1km、2kmのようにピンポイント範囲で集計できることが必要です。そのために、「地域メッシュ統計」が必要となってくるのです。
 
2.商業の国勢調査と言われる「商業統計」とは

〔概略〕
経済産業省が、商店の数や分布など商業全般の実態をつかむため、卸売業と小売業を対象に実施する調査です。5年ごとに実施されますが、その中間年(実施の2年後)にも簡易な調査が実施されます。調査対象は百貨店や大手スーパーから零細商店までを網羅します。商業の国勢調査といわれる所以です。
ちなみに、一般飲食店に関する調査も以前は行なわれていたのですが、92年を最後に打ち切られました。
直近では、平成16年(2004年)6月1日に、事業所を対象とした大規模な調査である「事業所・企業統計調査」、「サービス業基本調査」(ともに総務省)と合わせて実施されました。経費削減と記入者の負担を軽減するためです。
主な項目は、卸売業(商店数・従業者数・年間販売額)、小売業(同)、小売業(面積別・販売額別・売場面積別)、産業別(飲食料品・男子服・酒小売業・医薬品、化粧品・書籍、文房具など)、業態別(百貨店・スーパー・コンビニエンスストア・専門店など)となっています。

〔立地や売上予測での活用〕
国勢調査とならび立地や売上予測には欠かせない資料です。
中でも、「小売業年間販売額」は、"その地域で実際に人々が使ったお金"を表しており、実体のあるマーケット規模を示しています。
国勢調査と同様に、これも「地域メッシュ統計」に加工されたデータが役立ちます。

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3.市区町村単位で統計データを収集するには?

商圏だけでなく、商圏がある市区町村の人口や世帯数などのデータ、その推移も見ておきましょう。

●インターネットで調べる…多くの市区町村が、ホームページ上で公開しています。
●資料で調べる…よく知られているのは「地域経済総覧」です。週刊東洋経済の臨時増刊号で年1回の発刊。書店で購入できます(12,600円)。広範な統計データが収録されており、乗用車保有台数や医師数などの項目もあります。
 
4.町丁目単位で統計データを収集するには?

市区町村名に続く住所、例えば、○○市▽▽区のあとの『□□一丁目』などのデータのことです。

●インターネットで調べる…ホームページ上で公開している自治体がいくつかあります。当サイトの「情報ナビ」をご参照ください。
●役所で調べる…各市区町村の役所に出向けば、「住民基本台帳」を基にした集計人口一覧を入手できます。例えば、東京都の場合、「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」という冊子が500円です。
●専用ソフトを購入する…町丁目データの集計が可能なGIS(地理情報システム)があります。ただし、このソフトも町丁目データも、共に高額です。

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5.ピンポイントで統計データを収集するには?

調べたい物件やお店を中心として、その周辺の人口などの統計データを集計にするには、専用のソフトが必要です。市販されている「GIS(地理情報システム)」と呼ばれる専用ソフトと、当社の「統計てきめん」があります。

●GIS(地理情報システム)を購入する…各メーカーより市販されており、数十万円から数千万円のものまであります。多くの機能がある反面、おしなべて操作が複雑になります。専門家向けと言えるでしょう。
●当社の「統計てきめん」を購入する…主に立地と売上予測に活用できる、誰でも簡単に操作できるよう工夫された"統計データの収集ソフト"です。集計・分布表示・分析と絞った機能、クリックだけの簡単操作、お求めやすい価格が特長です。詳細はこちらから
 
6.パソコンで集計できる「地域メッシュ統計」とは?

指定した範囲の人口などをPCで集計するには、電子データ化された「地域メッシュ統計」が必要です。これは、地域メッシュごとに各種の統計データを編成したものです。
「地域メッシュ」とは、日本全域をほぼ方形で面積の等しい小地域に細分した地域単位のことで、通常、基準地域メッシュといわれる3次メッシュ(1km四方)が用いられています。

ちなみに、総務省の平成12年(2000年)国勢調査に関する地域メッシュ統計トピックスによると、
・基準地域メッシュ数は全国で385,691です。
・うち人口の存在する基準地域メッシュは156,998あります。
・人口1万人以上の基準地域メッシュの数は全国で1,929、これらの地域メッシュの面積の合計は国土面積のわずか0.5%弱ですが、その定住人口の合計は約2,700万人で、日本の総人口の約5分の1が国土面積の0.5%の範囲に住んでいます。

さて、この電子データ化は、総務省の統計データの場合には「(財)統計情報研究開発センター」が行なっています。平成12年(2000年)調査分は、平成15年(2003年)に公表されました。

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7.地域メッシュ統計は、どのような手順で作られるか

総務省統計局の作成手順です。
地形図上に
地域メッシュ線を記入
2万5千分の1地形図(国土地理院発行)上に基準地域メッシュ及び分割地域メッシュ(2分の1地域メッシュ)区画を画定する
    ↓
地域メッシュ・コードを付与 地域メッシュを画定した地形図に、地域メッシュ・コードを付与する
    ↓
調査区地図上に
地域メッシュ線を記入
統計調査の実施の際に作成した調査区地図上に、地形図を参照して、地域メッシュ線を引き、地域メッシュ・コードを転記する
    ↓
調査対象の所在地を確認し、
地域メッシュ別に同定
各地域メッシュに含まれる世帯、事業所などの所在位置または調査区を、調査区地図上で確認して地域メッシュ別に対応付ける(これを同定という)。
    ↓
統計調査データとの
マッチング
地域メッシュ別に対応付けた世帯、事業所または調査区の番号をコンピュータに入力し、コンピュータによってこれらに対応する統計調査の結果データと付き合わせる
    ↓
都道府県別、
地域メッシュ別に
集計
コンピュータによって、都道府県単位に地域メッシュ・データを編集する。この場合、2県以上にまたがる地域メッシュは、それぞれの県別に地域メッシュ統計が作成されることになるので、これを更に足しあげて全国ベースの地域メッシュ・データを編集する
    ↓
結果表を作成 編集した結果は磁気テープ、プリント、マイクロフィルムなどによる数値データのみではなく、利用の多い項目については、統計地図の作成も行なっている

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8.メッシュ(1次・2次・3次・4次)とは

地域メッシュ統計のメッシュの段階は、次の通りです。
種類 画定方法 緯度の間隔 経度の間隔 一辺の長さ
1次メッシュ 東経100度、北緯0度を基準とし、各度の経線と、偶数緯度及びその間隔を3等分した緯線とで縦横に分割した区域 40分 1度 約80km
2次メッシュ 1次メッシュ区画を緯線方向及び経線方向に8等分してできる区域
(2万5千分の1地形図1枚と同じ範囲)
5分 7分30秒 約10km
3次メッシュ 標準(基準)地域メッシュとも呼ばれ、2次メッシュ区画を緯線方向及び経線方向に10等分してできる区域 30秒 45秒 約1km

分割地域メッシュというのもあります。
区種類 画定方法 一辺の長さ
2分の1地域メッシュ 基準地域メッシュ(3次メッシュ)を経線方向、
緯線方向に2等分して画定する
約500m
4分の1地域メッシュ 2分の1地域メッシュを経線方向、緯線方向に
2等分して画定する
約250m
8分の1地域メッシュ 4分の1地域メッシュを経線方向、緯線方向に
2等分して画定する
約125m
基準地域メッシュといわれる3次メッシュ(1km四方)は、日本全国を網羅していて、全国のデータが集計できます。また、都市部などの人口集中地区に限っては、2分の1地域メッシュデータ(これを通常4次メッシュデータと呼んでいます。)も公表されます。
ただし、国勢調査では、平成12年(2000年)調査分から、この4次メッシュ(500m四方)も全国を網羅するようになりました。つまり、国勢調査は、3次メッシュ(1km四方)でも4次メッシュ(500m四方)でも、全国どこでも集計できます。
商業統計の4次メッシュデータは、今のところ、都市部などの人口集中地区に限られています。
ちなみに、通常は、3次メッシュより4次メッシュを利用するほうが、集計の精度はアップします。これは「按分」集計されるためですが、詳細は次項をご参照ください。

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9.地域メッシュ統計のデータの知っておきたい特徴(按分・同定)

●按分
ある地点を中心に1kmの円を設定し、その円内の人口を集計するとします。
その際、円内に100%含まれるメッシュのデータと、円内に100%含まれないメッシュの按分値が集計されます。「按分値」とは、そのかかっている面積に応じて集計されたデータ値です。これを「按分集計」といいます。あるメッシュに100というデータがあり、円が30%かかっていれば、30(100×30%)が集計されます。

つまり、メッシュ内での人口分布の偏りは反映されないのです。
ですから、実際に円内に住んでいる人々の数が集計されるのではないことを知っておきましょう。

●同定
地域メッシュ統計を作成する際、地域メッシュと調査区が違うため、データの属する地域(所在地等)がどの地域メッシュに対応するかを決める必要があります。これを地域メッシュへの「同定」と呼びます。
「調査区」は、統計調査を実施する上で、統計調査員の調査担当区域を明確にし、調査の重複・脱漏を防止するために設置される一種の小地域です。したがって、調査区は、統計調査の円滑な遂行を目的としており、結果の表章は福次的なものであり、不定形なのです。

たとえば、Aという地域メッシュに、7つの調査区が含まれているとすると、全部含まれる調査区以外は、その面積が最も多く帰属する地域メッシュに、その調査区全域が含まれるとみなします(面積同定)。
他にも、中心点同定、個別同定、所在地同定などがあります。
つまり、同定は、地域メッシュ統計の結果の精度に影響を与えるということです。

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